妊娠性糖尿病と診断を受けたら

妊娠糖尿病と診断されたら 生活習慣病
妊娠糖尿病と診断されたら

妊娠糖尿病とは?

妊娠中にかかる病気の1つ「妊娠糖尿病」。
糖尿病という病気の名前は知っているものの、どんな病気なのかは知らないという人も多いでしょう。

妊娠糖尿病とは、妊娠中に血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまう糖代謝異常を引き起こす病気のことです。妊娠糖尿病になると血糖値が高くなり過ぎることで、様々な病気を引き起こしてしまうことがあります。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病になる原因

妊娠糖尿病の詳しい原因はわかっていませんが、胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモン(サイトカイン)が分泌されるため、
血糖値が高くなってしまうと考えられています。

通常時、体内の血糖はインスリンというホルモンが適切な値になるよう管理しています。
しかし、妊娠中は胎児へと多くのエネルギーを送るために胎盤からインスリンの働きを抑えるホルモンが発生するため、
どんな妊婦でも通常時に比べると血糖値が上がりやすくなります。
この酵素が必要以上に発生してしまい、インスリンが上手く血糖値を抑えることができず体に悪影響を及ぼす状態が妊娠糖尿病。
妊娠していることが原因で起こる糖尿病なので、多くの場合出産後には症状が収まることが多いのも特徴の1つです。

妊娠糖尿病

妊娠の有無に関わらず、脂肪組織はインスリンの働きを抑えるサイトカインという物質を分泌するため、肥満の人は糖尿病になりやすい傾向にあります。
妊娠中の女性は脂肪がつきやすい上に、胎盤からインスリンを抑える酵素が発生するため糖尿病にかかるリスクが多いに高まってしまうのです。

私の場合は近親者に糖尿病の人はおらず、自分が妊娠糖尿病だと診断され、何故私が?と動揺したのを覚えています。

当時33歳、体重は43キロのやせ方でしたが妊娠糖尿病を発症しました。

妊娠中に高血糖が続くと?~そのリスク

妊娠中の血糖値が高い場合、胎児が大きめ(出生体重4,000g以上の巨大児)に成長し、

帝王切開の可能性が高くなったり、経腟分娩の途中で母体の恥骨部分に赤ちゃんの肩が引っかかる

「肩甲難産」をきたしたりすることがあります。また、出生後の赤ちゃんに合併症(新生児低血糖など)が起こり

NICUなどで入院治療が必要となるケースもあります。

私の場合、第一子を38週に2,554gで出産しました。羊水が少し減っているという事で促進剤を投与し、予定日より

一週間早く出産しました。

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妊娠糖尿病が引き起こすママに起こる病気赤ちゃんに起こる病気
妊娠高血圧症候群
流産
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羊水過多
膀胱炎、腎盂炎などの感染症
血管障害
網膜症
脱水、意識障害、昏睡、ショック症状を
引き起こすケトアシドーシス(急性代謝異常)
子宮内胎児脂肪
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新生児ピルピリン血症
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発育遅延
心臓の肥大
多血症
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妊娠糖尿病が引き起こすママに起こる病気

などが挙げられます。出産後は、ホルモンを分泌していた胎盤がお母さんのからだからなくなるため、インスリンの必要量はすみやかに減ります。

妊娠糖代謝異常

授乳によりさらに血糖が低下することがあるため、低血糖からお母さんを守るためにも、出産後も注意深く血糖管理を行うことが大切です。
授乳期間中もインスリン治療を継続する場合は、授乳の際に低血糖が生じないよう、授乳前に補食が必要になることがあります。

妊娠中の糖代謝異常とは?

妊娠すると、胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリン抵抗性が強くなります。

それは妊娠後期になるにつれて強くなり、血糖を正常に保つために必要なインスリンの量が増えていきます。 妊娠中の糖代謝異常には、妊娠前から糖尿病がある方の糖尿病合併妊娠と、妊娠中に初めて発見される糖代謝異常の2種類があります。

さらに、後者の妊娠中に初めて発見される糖代謝異常には、正常よりも血糖値が高いが糖尿病と診断するほどには高くない場合(妊娠糖尿病:GDM)と、糖尿病の診断基準を満たすことが妊娠中に判明した場合(妊娠中の明らかな糖尿病)の2つに分かれます。

また、ごくまれに妊娠中に1型糖尿病を発症する方もいます。

私は妊娠28週の血液検査で血糖値が基準値よりも高い事がわかり、糖負荷検査で糖代謝異常だという事がわかり、通院していた産婦人科も移動する事になりました。

定期検査と血糖自己測定をしよう!

妊娠中の定期検査は血糖値を調べる糖負荷検(OGTT)を受け自己管理ノートと測定器を使い、血糖コントロールを行っていきます。

血糖値を正確に把握するために、多くの場合: 毎食前・毎食後2時間(食事開始後2時間)・寝る前(必要時)の計6回(必要時7回)測定します。ただし、1日や週に測定する回数は、血糖コントロール状態によって個人差がありますので主治医の指示に従って行います。

妊娠糖尿病
自己管理ノートと測定器

75gブドウ糖負荷検査:
糖分の入った検査用のジュース(味はほぼサイダー味です)を飲んで血糖を検査する方法です。

飲み終わって30分、60分、120分で採血を行い、血糖とインスリン濃度を測定します。

妊娠糖尿病
糖負荷検査OGTTの検査結果

私の場合、60分で237mg/dl、120分で197mg/dlと高めでした。辛かった記憶は採血の多さです。

自分とお腹の子のために検査はとても大切なのですが注射には最後まで慣れませんでした。

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食事のとり方は?

【BROOK’S 食物せんい】

お母さんの肥満や妊娠中の体重増加は赤ちゃんが大きくなりすぎてしまう巨大児の原因になります。糖尿病がも
ともとある方や妊娠中に妊娠糖尿病を発症した方は、過度に体重が増加しないように注意する必要があります。
そのため、食事は適切なエネルギー摂取と栄養バランスを心がけます。

妊娠中の食事療法の特徴は、妊娠週数で変わる付加量分割食です

妊娠初期(~ 13 週)標準体重 ×30kcal+50kcal
妊娠中期(14 ~ 27 週)標準体重 ×30kcal+250kcal
妊娠後期(28 週~)標準体重 ×30kcal+450kcal
食事エネルギー量の目安
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注意しながら運動もしよう!

妊娠中の運動はいろいろな効果があります。軽い2型糖尿病や妊娠糖尿病、さらに肥満を伴っている場合は大変有効です。

運動療法の効果

  1. 基礎代謝を高める→血糖コントロールの改善
  2. 妊娠期間中を快適に過ごす事ができる→ストレス解消に有効
  3. 足腰の筋力アップ→分娩時に必要な筋力や体力の強化

おススメの運動方法は有酸素運動

  1. ウオーキング
  2. マタニティヨガ
  3. アクアビクス
妊娠糖尿病ケア

運動を始めるタイミングは食後1~2時間後から。食前・食後30分以内は避けるようにしてください。

子宮収縮が少ない10~14時が推奨されています。頻度は週に3~4回、1回の運動は15分~30分くらいが目安です。

運動できない場合

  • 切迫流産・早産ほか産科的に問題がある。
  • 重症の網膜症・腎症・高血圧症がある。
  • 1型糖尿病で血糖の変動が激しい。
  • 関節炎など整形外科的な問題がある。
  • 重度の貧血がある。

産後のフォーローアップも大切です!

妊娠糖尿病の「半数が20~30年後に糖尿病に移行」「5年後に20%、10年後に30%の人が糖尿病に移行」という報告があります。また早い人では数か月後に糖尿病に移行していたケースもあります。

産後1~3か月後に75gOGTTで再診断し、それぞれの糖代謝異常の程度・型に合わせてフォローアップしましょう。

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糖尿病に移行しやすい人

  • 肥満である
  • 妊娠の早期に妊娠糖尿病と診断された。
  • 妊娠中の血糖値が高かった。
  • インスリン分泌が少なかった。
  • インスリン注射が必要だった・多かった。

たとえ正常化していても定期的なフォローアップは非常に大切です。

移行しやすい人に当てはまる場合は定期的に検査を受け受けて制限ではなく健康維持目的として食事・運動療法を続けていきましょう。

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